2024年5月18日のNHKすくすく子育てでさまざまな子供の発熱のお悩みにこたえました
講師は小児科の福井聖子さんです
すくすく子育てでさまざまな子供の発熱のお悩み
子供の発熱のお悩み
夜中の発熱、すぐに受診したらいい場合は?
基本的に発熱そのものは急いで対処する症状ではありません
まずは冷静に安静を保ち症状をみることが大事です
寒がったり、手足が冷たいなどの症状のときは、あたためます
熱が上がりきると、熱を下げるために身体から熱を放出するために熱がったり、手足が熱くなったりしたときは涼しくします。薄着にする、室温を少し下げるなどでそれほど冷やさなくても問題ありません
熱中症時は、脇・首・足の付け根などを保冷材などで冷やします
受診の目安が知りたい。解熱剤の使用方法は?
生後4か月未満の場合
ミルクを飲まない。泣き声が弱弱しい。ぐったりしている。顔色、手足の色が悪い。呼吸が苦しそう。38℃以上の発熱などの場合は必要です
生後4か月以上の場合
異様にぐずる。ぐったりしている。まったく遊ばない。顔色が悪い。呼吸が苦しそう。いつになく頭を痛がるなどの場合は必要です
子供の普段の様子を知っておくことが必要です
熱を薬で下げると病気の治りが遅くなるって本当?
解熱薬は病気の根本を直す治療薬ではありません。発熱時はそれ自体が治療効果があります
対処薬として一時的に楽になるなど、メリットもありますので、医師により判断がわかれることがあります
解熱薬自体は、それほど強い薬ではないので考えすぎないで大丈夫です
高熱による脳へのダメージはあるの?
発熱そのものが脳にダメージを与えるこのはないとされています
高熱を伴う「脳の病気」(脳症・脳炎・髄膜炎など)は脳にダメージを与えることがあります
「これは、本来高熱が出る病気であり、高熱そのものが脳にダメージを与えたわけではありませんのでそこを混乱させないで頂きたい」と言うことです
脳の病気の症状
・意識がもうろうとしている
・受け答えがおかしい
・呼吸が速い、深い
・けいれん
これらの症状はすぐに受診をおすすめします。
これらの症状以外でも「心配」であれば受診した方が良いようです
高熱時の食事は?
発熱時は胃腸の働きが悪くなりがちです
嘔吐があった場合は30分程は胃腸を休ませましょう
消化の良い物、刺激の少ないものが良いようです
熱性けいれんを起こした場合
1)身体を横に向けます
2)顔を横に向けます。嘔吐の時に口のつまりを防ぎます
3)時間を計ります。
救急者を呼ぶ目安は5分です。
大抵のけいれんは3分以内に止まるようですので、慌てずに対処して頂きたいとのことです
まとめ
NHKすくすく子育てでさまざまな子供の発熱のお悩みに、小児科の福井聖子さんを講師として紹介したのもをまとめました
子どもの発熱に関する悩みは尽きないようですね。
初めての子育てで不安なママパパの発熱の時に慌てないように、まずは冷静に判断をお願いいたします